ブラック企業とは? 初めての転職、ブラックが怖い。

絶望感

私は新卒である会社に入社しました。

今にして思えば、かなりホワイトな会社で本当にラッキーでした。

 

もっとも私が入社した当時は、ブラック企業、ホワイト企業という言葉自体がありませんでした。

結構、のほほんとした時代でしたから。

 

今の時代、会社の置かれている状況が以前に比べると厳しくなったのは間違い無いでしょう。

その分、社員にも厳しい態度で臨まざるを得なくなってきていると思います。

このような社会的な変革期にあっては、うかうかしているとポリシーの希薄な弱小企業に入社してしまって、要らぬ苦労をする可能性は確かにあります。

 

しかし会社が社員に厳しいからブラックかというと必ずしもそうではありません。

厳しいけど立派な会社はたくさんあります。

ネクタイを直すビジネスマン

この記事では、会社を見る目を養い、ブラックなのか否かを冷静に見抜く方法などについて書いていきます。

真っ白な会社などない

ミーティング

会社というものを冷静に見つめていくと、どんな会社もブラックな側面を持っていることが分かります。

また会社全体は決してブラックとは言えないけれど、特定の部署、特定の社員がブラックという場合も多々あります。

 

もしあなたが、ある会社の一つの側面ばかりに着目してしまい、必要以上に恐れを抱いてしまっているとしたら、それは問題です。

そんな恐れが人生の一大事でとんでもない機会損失を生んでしまっていることもあるのです。

 

この記事を読んで少しでも冷静な目を持っていただければ幸いです。

そもそもブラック企業とはどのようなものなのか?恐れる前にその実態を知ろう。

集中砲火を受ける女性

私たちは『ブラック企業』という言葉自体にひどく恐怖を抱いているものです。

実態を知ることもなく、その言葉が頭の中で一人歩きしているのかもしれません。

 

転職という戦いに勝つためには、まずは相手企業をよく知ること、その上で転職しても良い企業なのかを判断することが何よりも大切なのです。

 

ブラック企業だという噂だけで、その企業を敬遠したり、表向きのホワイトなイメージに騙されて入社してから後悔したりすることのないようにしっかりと情報を集めましょう。

 

ここではブラック企業とはどのようなものなのか、そして企業選択のコツをお伝えします。

ブラック企業とは

ブラック企業とはどのようなものなのでしょうか?

以前に書いた記事の中でブラック企業の3つの特徴をあげました。

ブラック企業の特徴

  1. 労働力は交換可能な消耗品(使い捨て)という発想を経営者が持っている
  2. 従業員のキャリアアップのシステム(発想)がない
  3. 劣悪な労働環境(従業員の環境に金をかけない)

 

ブラック企業の特徴の中で最も注目すべき特徴は、従業員を労働力としてしかみていないという1番目の特徴なのです。

それはまさに、労働力はダメになったら交換すればいいという使い捨ての発想です。

 

まずはこのことをしっかりと押さえておいてください。

ブラック企業は人の道徳心を逆手にとって利用する

タチが悪い事に、ブラック企業は人の道徳心を逆手にとるような切り口で私たちを攻めてくることがあります。

 

ブラック企業ならではの仕事のやらせ方、やり口について説明します。

 

このことを理解するためには、今までの日本の労使関係について知っておくことが理解の助けになります。

 

労使の関係というものは、昔から基本的には契約で成り立っています。

かつての日本もそうでした。

家族的な労使関係などとも言われた時期もありましたが、それでも暗黙のうちに契約と言えるようなものがあったのです。

その頃の労使契約を大雑把に言うと次のようになものでした。

 

  • 会社側は従業員に終身雇用、年功序列を保証する。
  • 従業員は会社に対して逆らわず、骨身を惜しまず働く。

 

おまけに定年後は年金制度があり、国と会社が連携して死ぬまでの生活を保証してくれていたのです。

 

多くの日本人はこの安泰を良しとし、それを求めて正社員になってきました。

 

そして当時の日本のモーレツ社員たちは、そんな会社に誇りを持ちました。

 

彼らは会社を守り、より大きく、強固なものにするため、会社の都合を最優先にして働いたのです。

 

会社が困っていれば、家の用事を差し置いて残業をしたし、何年も単身赴任なんていうのはザラだったわけです。

それが巡り巡って、家族のためになると信じていたのです。

上司の叱責

しかし時は流れ、今はどうでしょう。

 

終身雇用も年功序列もほとんど崩壊し、年金も破綻している。

従業員のかつての安泰は無きに等しい状態です。

 

にもかかわらず

 

「従業員は会社に対して逆らわず、骨身を惜しまず働く」という契約の片方だけが残っているような状態なのです。

 

これがブラック企業やブラック上司が従業員を有無を言わせず働かせる口実となっていることが往々にしてあります。

 

彼らはこんな風に言うのです。

 

「仕事は心を込めて精一杯勉めるもの。」

「仕事あっての従業員。」

「もらっている給料以上に働くのが日本人。」

「会社員は勤勉第一。」

「お前が辞めれば会社に迷惑をかけることになる。」

 

終身雇用、年功序列といった会社側の義務をとうの昔に放棄してしまっているにもかかわらず、日本人の心の中に息づいている勤勉精神を逆手にとって理不尽な労働を強要するのです。

 

そんな日本人の美徳を巧みに利用している、それがブラック企業のやり口なのです

 

ここからわかることは、全ての日本の企業はブラック企業になり得ると言うことなのです。

一部上場の大企業といえども同じ危険性をはらんでいます

企業の表面的な特徴だけでブラックと判断してはいけない

もうひとつ大切なことを指摘しておきましょう。

 

企業の表面的な特徴だけでブラックと判断してはいけない

 

ということです。

 

どういうことか説明しましょう。

 

ブラッック企業を表すイメージには、サービス残業、低賃金、長時間労働、劣悪な作業環境といったものがあります。

逆にこれらのことが行われている企業はブラック企業なのか?ということを考えてみてほしいのです。

 

サービス残業、低賃金、長時間労働、劣悪な作業環境であっても、必ずしもブラック企業とは言えないと私は考えます。

 

例えば、少人数の若い企業のことを考えてみましょう。

新製品の立ち上げのため数ヶ月は残業続き、成功するまでは残業代も払えなかったりします。

 

しかし皆嬉々として働いていることが往々にしてあります。

成功するまで頑張ろうと励まし合っています。

サービス残業などは納得づくなのです。

 

そのような溌剌とした企業も社会に出てくる情報は、長時間労働、サービス残業、低賃金と言った言葉になるのではないでしょうか。

 

これらの情報だけをみたら、私たちにはブラック企業にしか見えないかもしれませんね。

 

しかし体力があって自分の趣味や能力が活かせるのであれば、こんな若い、夢のある企業で働くのは実は楽しいことかもしれません。

 

伸び盛りの若い企業は得てしてブラックな特徴が表に出てきてきてしまうものです。

そこで働く人がそんなことは承知で夢に向かって突き進んでいるのであれば、それはブラック企業とは言えないでしょう。

 

企業の表に出てくる情報だけで、その企業を切り捨ててしまうのは、実に勿体無いことをしてしまっている可能性があるのです。

自分なりのブラック企業の定義を持とう

世間の噂だけに惑わされることはやめましょう。

自分なりの企業観を持つことが大切です。

 

とにかくお金が稼ぎたいなら、長時間労働でもしっかり給料が出る会社で働くというのはありでしょう。

新製品の設計をやりたいなら、残業代はしばらくは出せないかもしれない若い会社を選ぶというのも面白い。

 

転職活動では、お目当の企業が自分にとってブラックなのか、ブラックでないのかを見極める基準を持つことが大切なのです。

 

そのためには自分にはこれだけは許せないというブラック項目をまずははっきりさせることが大切なのです。

 

例えば、

 

子育てママであれば、長時間労働、突然の残業はNG。

趣味の旅行だけは欠かせないのであれば、休日出勤だけはNG。

 

と言った具合です。

結局は人それぞれなのです。

転職エージェントを上手に使うことも考えよう

空に紙飛行機転職エージェントは求人企業の状況を比較的深く把握しているものです。

これがハローワークと大きく異なるところです。

 

そんな彼らの情報収集能力とプロの目を上手に使うのは賢い方法です。

ぜひ積極的に利用することをお勧めします。

今回のポイント

  • 世間でよく言われるブラック企業の特徴などには騙されない。自分なりのブラック項目を明確にしよう。
  • 最低限おさえておくべきブラック企業の定義は、『労働力は交換可能な消耗品(使い捨て)という発想を経営者が持っている。』です。

 

こちらもご覧ください。

ブラック企業研究所
あなたに最適の転職エージェントを見つけよう!

あなたの転職/再就職活動において、転職エージェントは有効な情報源であり、頼りになる伴走者です。

これを利用するとしないとでは結果に大きな差が出てきます。

 

転職エージェントに登録することは活動の第一歩なのです。

さあ、ここから開始してください。

力強い握手
不本意な今の会社生活に終止符を打って新しい可能性に向かって転職しようとしているあなたにとって、転職エージェントは必ず力になってくれます。 ...

 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

サービス残業

サービス残業、辛い。そうだ会社を辞めよう!

ブレインウォッシュ

ブラック営業はブラック顧客を盾にして成績を上げようとする

『ハロワ求人はブラックばかり』という情報は本当なの?!

握りこぶしの上司

病的な進行性ブラック上司は捨ててしまうことも考えよう!

パワハラ

部下の人格を否定するブラック上司がいる会社って?

ブレインウォッシュ

ブラック顧客が私の会社をブラック企業にした。