部下の成長ためだと言いながら、仕事を強制する粘着質上司

パワハラ

当時の私の上司は気が強く、弁が立ち、自説を曲げず、性格が粘着質で、一言で言うと不気味な上司だった。

自分が正しいと思うことはどこまでも突き進むタイプだった。

このような性格、行動が本人自身の範囲内のことであれば、どうぞご自由に、と言うことになるが、部下に対する接し方もなんと言うか独特だった。

 

当時この上司は部下を二人持っていた。
私と同期入社のKだ。

Kは気の弱い人間だった。
無口で上司に口答えなどするタイプではなかった。

私たち二人の部下には比較的長期の開発テーマが与えられていた。
昼間の定時内にはその仕事をこなし、時々上司から進捗の報告を求められた。

報告時には適切なアドバイスも与えられていたと思う。

 

定時直前になると必ずと言っていいほど毎日、上司に呼ばれ、臨時の仕事を与えられた。
だいたい急な仕事で明日納期のものが多かった。

Kにも同様の仕事が与えられた。

データをまとめる仕事が多かった。
決して難しいものではないが、ちょっとしたコツと根気が必要な仕事だった。

 

私のデスクは窓からちょっと距離が離れたところにあった。
私とKは隣り合わせに座っており、向かいが上司のデスクだ。
上司のデスクの向こう側、我々の正面には窓があった。

夜になると窓ガラスに明るい室内が映し出されていた。

1時間ほど作業をしただろうか、一息つくために背筋を伸ばし、窓ガラスを見た。

 

やはり上司はそこにいた。
と言うか気配で感じていた。

 

窓ガラスには私と、追い詰められ、オドオドした表情で作業をするKが映っていた。

我々の後ろには腕組みして立っている上司の姿があった。

そう、上司は我々の作業中、ずっと後ろに立って作業を監視しているのだ。

 

作業を開始して3時間ほど経った時、私はトイレに行こうとした。

「トイレに行ってもいいでしょうか?」

小学生じゃあるまいし、なんでトイレに行く許可を取らなければいけないのか不思議だが、試験でも受けているようなプレッシャーがあって許可を取らなければいけないようなプレッシャーがあるのだ。

 

これが、定時後、ほぼ毎日である。

 

私は気持ち悪さと、怒りで、切れかけていた。

ある日、残業中に上司がこんなことを言った。

我々のデスクの後ろに仁王立ちになりながら、

「俺だったらこんな仕事、30分で仕上げる」

残業時間が2時間ほど過ぎた頃だった。

 

私は言った。

「なら、ご自分でやればいいのではないですか?」

Kは完全に萎縮していた。
ペンを持つ手が小刻みに震えていた。

上司はこう言ってきた。

これは、お前たちの成長のためだ。
つべこべ言わずに俺の言う通りにやれ。

 

Kは2ヶ月後に会社を辞めてしまった。

力強い握手
不本意な今の会社生活に終止符を打って新しい可能性に向かって転職しようとしているあなたにとって、転職エージェントは必ず力になってくれます。 ...
あなたに最適の転職エージェントを見つけよう!

あなたの転職/再就職活動において、転職エージェントは有効な情報源であり、頼りになる伴走者です。

これを利用するとしないとでは結果に大きな差が出てきます。

 

転職エージェントに登録することは活動の第一歩なのです。

さあ、ここから開始してください。

力強い握手
不本意な今の会社生活に終止符を打って新しい可能性に向かって転職しようとしているあなたにとって、転職エージェントは必ず力になってくれます。 ...

 COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

宴会

人間関係に疲れたから転職、の盲点

キラリン会社員

30歳代は転職適齢期

OK男性

会社が中高年転職者に求める即戦力の本当の意味

サービス残業

人はなぜサービス残業をするのか?

転職活動に適した時期は? 何月が適しているの?

腕組みするメンバー

転職の真の成功とは