転職活動でのブラック企業の見分け方、シッポのつかみ方

ブラック企業を見分けるためには、そもそもブラック企業とはどのようなものなのかということをはっきりさせなくてはなりません。

 

ウィキペディアには次のように説明されています。

「…狭義には新興産業において若者を大量に採用し、過重労働・違法労働によって使いつぶし、次々と離職に追い込む成長企業を指す。」

しかしこの説明はすでに時代遅れで、いま私たちが抱えている問題を指摘できていません。

 

ここではブラック企業を改めて定義し直し、その定義に基づいてブラックを見分ける方法について考えていくことにしましょう。

ブラック企業の3つ特徴

かつてブラック企業の仕事の大半は労働集約的なものであると言われてきました。

言ってみれば、誰にでもできる仕事です。

 

誰にでもできる仕事だから代わりになる労働力はいくらでもいるのだ、と考える経営者はたくさんいます。

 

社員はコストに過ぎない。

 

これが現在にも通じるブラック企業の最もコアとなる考え方なのです。

 

そのコアとなる考え方をベースに、ブラック企業の3つの特徴をあげてみます。

 

  1. 労働力は交換可能な消耗品(使い捨て)という発想を経営側が持っている
  2. 従業員を育成しようとする発想がない
  3. 劣悪な労働環境(従業員の環境に金をかけない)

 

社員はそもそもコストだから、それに余分な金をかけるのはあり得ない、という発想です。

 

ここでちょっと考えていただきたいことがあります。

今盛んにニュースやネットでサービス残業やら賃金未払いが騒がれています。

それらの事実がそのままブラック企業の証なのかと問われた場合、どのように考えれば良いでしょうか?

私は、ある会社でサービス残業が行われているからその会社はブラック企業だとは言い切れないということなのです。

 

そのような表に出てきている事象よりも、むしろそれらの現象の背後の経営層の発想、従業員の受け止めが重要なのだと考えています。

この記事ではブラック企業を見抜くための目を皆さんに養っていただくための考え方をご紹介してまいります。

ブラック企業を見抜く4つのポイント

会社のブラック度を知るためには、その会社の従業員に会社内の様子を聞くのが確実ですが、なかなかそうもいきません。

ここではブラック企業のシッポをつかむためのポイントを列挙します。

 

  1. 従業員の平均年齢、平均勤続年数を確認する
    離職率などがわかれば良いが、ほとんどの場合、その数字をつかむのは難しいです。
    しかし従業員の平均年齢、勤続年数はつかめることがあります。
    ハローワークや転職エージェントを使う場合は担当者に確認してもらうのが良いでしょう。
  2. 過去の採用状況を確認する
    断続的な採用活動を繰り返している。
    従業員数に対して結構大きな人数の採用を行う。
    これは従業員の定着の悪さを表している可能性が高い。
    ハローワークなどにデータが残っているから確認しやすい内容です。
  3. 求人の謳い文句に以下のような言葉があるか確認する、次のような言葉がある場合は要注意「未経験者大歓迎」
    「学歴・資格不問」
    これらの表現は誰でもOK、代わりではいくらでもいるという意識の現れでもあります。
    しかし未経験者を教育するようなシステムを持った会社であれば話は別。

    「若手社員活躍中」

    「少数精鋭」
    これらは社員の定着率の悪さ、慢性的な人手不足を表しているとも言えます。
    「アットホームな雰囲気」
    これは一歩間違えば、公私混同的な社内の雰囲気の別表現の場合があリます。
    平日休日の区別が希薄、私生活にまで乗り込んでくるというブラックな社風を表している可能性があるのです。
    「残業なし」

    逆に残業なしと言い切れる会社などそうそうありません。
    それをあえて言い切るところに怪しさが滲み出ています。
    実のところは、「残業手当なし」の可能性もあるので注意が必要です。

    「あなたの頑張りを正当に評価」
    この表現はほとんど意味がありません。
    正当という言葉は主観的で何の基準も示せていません。
    それをあえて記載する意味は何なのでしょうか。
    無意識のうちに、客観的には評価しませんと宣言しているのかもしれません。

  4. 面接時、もしくは採用決定時に職場見学をする
    職場を直接訪れて、雰囲気を感じ取ることはとても大切な経験です。
    面接の時に雰囲気が好感触であれば、職場見学をお願いしてみてください。
    面接の時は難しければ、採用が決定した後の見学をお願いしましょう。

    正当な理由もなく見学を拒否するようであれば怪しい可能性があります。

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ブラック企業に捕まってはいけない理由

私も学生時代などは、きついけれど短期のアルバイトをたくさんこなしてきました。

辛いというよりも、ありがたかったです。

初めから辛い仕事であることはわかっていたし、短期間の雇用であることも承知の上でした。

承知の上だから、辛くても頑張り続けることができました。

バイト料は結構弾んでもらったことを覚えています。

 

ブラック企業は仕事が辛いことを隠し、給料も不当に安い。

知らずに入社した社員は、こんなはずではなかったとギャップに苦しむわけです。

 

耐えきれずに会社を辞める人が後を絶ちません。

しかも短期間で。

 

その経歴はその人の履歴書を汚していくことになるのです。

 

そして何よりも問題なのはブラック企業で使い捨ての道具のような扱いを受けることにより心の傷を負ってしまう可能性があるということなのです。

ホワイト企業内のブラック部署

会社全体としてはホワイトな運営をしているのにブラックな部署というものはあるものです。

ひとえにその部署の管理者の資質によるところが大きい。

 

このような環境に苦しんでいる場合は、会社を辞めることを検討する前に、部署異動を検討してください

当の管理者に相談しても無駄ですので、組合、人事部の信用できる人に話をしてみることが大切です。

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「転職を決める前に」企業のブラック度を調べよう。

 

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