35歳男性、二転三転の転職。でも転職してキャリアアップの意味を初めて知った。

バトンタッチ

マンション販売の営業からスタート

私は新卒で不動産関係の会社に入社しました。

マンション販売の営業職でした。

 

私の初仕事は、新築マンション販売のビラのポスティングがでした。

各家庭のポストにビラを投げ込んでいくのです。

 

ある日、いつものようにポストにビラを入れようとした時に、その家の人と鉢合わせになりました。

小さなアパートの住人でした。

軽く挨拶をしたら、

「マンションの売り込み?
モデルルームがあるなら見せてよ。」

 

暇つぶしの冷やかしと思いましたが、私にとっては初めてのお客様です。

ビラ配りを途中でやめて、そのお客様を車に乗せてモデルルームまで連れて行きました。

 

一通り見学していただいて説明も済んだところで、

「ぜひ前向きにご検討ください。」
と私が言い終わらないうちに、

「じゃ、この部屋買うよ。」
とのお客様の返事に、

「へっ?!」

一瞬狐につままれたように沈黙してしまいました。

 

隣に座っていた先輩が私の肘を突き、

「ありがとうございます!では仮契約書を作りましょう。」

とフォローをしてくれました。

 

ビギナーズラックもあったと思いますが、何千万円もするマンションがこんなにあっさり売れてしまうことに本当に驚きました。

 

フォローしてくれた先輩がこんなことを言っていたのが印象的でした。

「マンションなんて売り込んで売れるものではない。

もともと買いたいと思っている人が買うだけなんだ。

だからマンション販売の営業は、そんな買いたいと思っている人を見つけてくることが仕事なんだよ。」

確かにその通りだと実感しました。

 

それから急に気が楽になり、営業が楽しくて仕方がなくなりました。

自然と成績が伸び、給料もグイグイ上がっていきました。

 

手取りで50万円程度は普通にもらえていましたので、一人暮らしで気軽にほくほくの生活ができました。

バブル崩壊

マンションが面白いように売れ始め、もっと売るものはないのかと営業が浮かれている頃から様子が変化していたようです。

 

マンションを購入する人の中には、自分の家庭の住居として購入する人以外に、投資目的で購入する人が一定数いらっしゃいます。

 

ですから値上がりが見込めそうな物件、貸し出しが容易そうな物件には投資目的の購入が増えます。

物によってはそんな流れがちょっとしたバブルを生み出すのです。

 

その当時、私が担当していた地域物件もバブルな感じのものでした。

駅前開発が絡んだ物件だったのです。

 

ただ、早い段階で駅周辺の土地は押さえられてしまい、もっと売るものはないのかと営業が騒ぎ始めた頃には、駅前開発とはあまり関係がなさそうなマンションが売られ始めました。

 

この場所で、この値段かと首をひねるような物件が増えてきました。

突然、ぱったりと売れなくなってしまいました。

 

嘘はつかないけど、本当のことも言わないという売り方が普通になっていきました。

ギリギリのトークで高値で売り込むみたいなやり方が増えてきて、正直言って私には辛い状況でした。

退職

そんな頃、上司と販売成績の件でぶつかり、あっさり会社を辞めてしまったのです。

10年勤めていた間に貯めたそこそこの貯金があり、また家庭を持っていなかったのでできたことだと思います。

 

三ヶ月ほどはのんびりしていました。

そろそろ仕事をしなければいけないと考えていましたが積極的に就職活動などする気になれず、とりあえずはいくつかの転職サイトに登録をすることにしました。

マイナビエージェント

 

転職サイトから送られてくる情報には目を通していました。
いくつかの会社に応募をしました。

が、いまひとつ再就職する気にはなれず、とりあえず繋ぎとして食品輸入の小さな会社にアルバイトとして働くことにしました。

塩、お茶、オイルなどちょっと珍しいものを輸入販売する会社で、私自身、物販には興味がありましたので勉強のつもりで仕事を始めたのです。

 

給料はマンション販売の頃とは比べ物にならないほど低くなってしまいました。

 

しかし海外からものを輸入して国内で売りさばく一連の仕事を任されているうちに、売れ筋を見抜くことができれば簡単に商売ができることがわかるようになりました。

物販のアルバイトだけでは収入が足りないので定時後はマッサージの仕事を始めました。

友達が治療院を経営していて、もともとその業界には興味があったのです。

 

数ヶ月の無料研修を終え、実際に店で働き始めました。

接客業は慣れていましたのでお客さんと楽しく会話をしながら、指名をもらえるくらいにまでなりました。

 

どちらも正社員ではない立場で関わる仕事でしたが、これはこれで楽しいと思えるものでした。

そんなことを感じてそれなりに生活が新しく回転し始めた頃、物販の会社が販売不振に陥り倒産してしまったのです。

IT会社に就職

例の治療院を経営している友達にそのことを話しました。

「そういえば、この治療院のホームページのへの集客でお世話になっている会社が人を募集しているよ。」

 

その友達がそんな話をしてくれました。

治療院のホームページのSEOを手がけている会社でした。

 

ヤフーやグーグルの検索エンジンで上位検索されるようにして集客の手助けをするのが主な業務のようでした。

 

そして友達経由でその会社の社長に会うことができたのです。

若い社長でした。

 

治療院のホームページのSEO専門という非常にニッチな市場でしっかりと成果を上げていました。

私はちょっと話だけでも聞いてみようという心算でしたが、私のマンション営業の経歴とマッサージの経験を妙に気に入ってくれて、一緒に仕事をしないかとまで言ってくれたのです。

 

ITの知識がほとんどないので躊躇しましたが、仕事をしながら勉強をすればいい、むしろ営業力とマッサージの経験を活かしてほしいと言われ、働いてみることにしたのです。

まずは三ヶ月間アルバイトとして働き、双方合意すれば契約社員もしくは正社員として採用されるという契約でした。

読者へのアドバイス

キャリアアップというと若い頃に綿密に計画して、その計画に沿って転職していくというイメージがあります。

しかし私のようにたまたま選んだ仕事であっても、過去のキャリアを活かせるような仕事であれば、それはそれで立派なキャリアアップになると思います。

キャリアアップなんて考えてこなかった、キャリアアップの計画通りに転職できないなどと嘆く必要はありません。

むしろ今までのキャリアを少しでも活かせるような道を選べばそれでいいのです。

『終わり良ければすべて良し』
この言葉を噛みしめています。

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