転職エージェントに登録拒否されそうな時の対処方法とは

日本では転職エージェントというのはまだまだ敷居が高く、初めての場合、利用するのは結構勇気がいるものです。

 

転職エージェントのサイトを見ると、サイトによってはエグゼクティブ感丸出しの雰囲気があって腰が引けます。(笑)

 

よっぽど優秀な人ばかりが利用するのだろうな、と僻み(ひがみ)根性で見てしまいがちです。

 

 

また私が転職活動を開始しようとしていた当時、人から聞いた噂では、転職エージェントに利用申し込みをしても登録を拒否されることもあるようでした。

 

いざ自分が利用する状況になったときに、自分も断られたらどうしようなどとかなり心配しました。

ネクタイを直すビジネスマン

実際にネットで登録申請をすると、しばらくして転職エージェントから面談の連絡があるのですが、会社の採用面談並みに緊張しました。

 

嫌ですよね。

 

本番の企業への転職活動の前に転職エージェントに断られたりすれば、やる気を根こそぎ失いそうです。

 

しかし今から考えれば、それは杞憂でした。

 

 

私が転職活動を開始したのは54歳の時でした。

一般的に考えても、かなり不利な状況であったと思います。

 

さて転職エージェントに実際に登録申請をしてみて、転職エージェントごとに得手不得手があって、その登録方針には大きな違いがあることがわかりました

 

その方針に沿ってだとは思いますが、正直なところ、面接時の対応にはエージェントごとにかなりの差がありました。

 

面談者が見るからにやる気の無く、ひどい対応のところもありました。

 

しかし私の場合には、結果的に2社と契約を結び転職活動に入ることができたのです。

 

転職エージェントは転職者の登録を拒否できない

ここでは登録にまつわるあなたの心配を少しでも和らげるために、法律的な内容、私の経験に基づくことをお伝えしたく思います。

まずは

「転職エージェントは登録を拒否することはあるの?」
という質問ですが、それに対する答えは基本的には”ノー”なのです。

 

 

なぜなら人材紹介会社(転職エージェントなど)は厚生労働省の認可を受ける形で営業をしており、人材紹介会社が扱う求人範囲に該当する求職者の登録を拒否することは法律で禁じられているからです。

 

これはどのようなことかというと、

例えばエンジニアとして職を探している人が、介護系の転職エージェントに登録しようとすれば門前払いとなりますが、エンジニアの転職を専門にしている転職エージェントに登録しようとした場合、転職エージェントはお断りできないということなのです。

しかし登録をやんわりと断られる場合はある

ノーそもそも転職エージェントは、登録者を求人企業に転職させて初めて成功報酬を得ることができます。

れっきとしたビジネスです。

(これに関しては、転職エージェントの収益構造を知って、上手に付き合おう!に説明しているので読んでみてください。)

 

上に書いた通り、転職エージェントは自社が扱う守備範囲内の業界であれば登録はしてくれます。

面接

しかし登録希望者の転職が難しいと判断されれば、やんわりと他(ハローワークなど)を当たるように言われたり、「あなたの経歴では…」と言葉を濁されたりします。

 

粘れば登録してもらえるでしょうが、ほとんど会社紹介をしない紹介拒否のような状態になってしまうか、あなたの希望を無視したような会社ばかりを紹介してくるかもしれません。

 

そのうちにサポート期間が終了して、今回は残念でしたということになってしまうのです。

 

切ない話ですが、それが現実です。

転職が難しくなる条件

疑問を抱くちょっとここで、一般的に転職が難しくなると言われる条件を挙げてみましょう。

 

以下のような条件の人は転職エージェントでもあまりいい顔はされません。

転職エージェントの登録で不利になりやすい条件

①転職回数が目立って多い
②1つ1つの会社での就職期間が短い
③企業に役立つスキルがない
④30歳代以上でもマネージメント経験が無い
⑤職務経歴が特殊(自営業、歌手、俳優、自衛隊など)

 

しかし、このような条件はじつはどこの転職エージェントでも単純一律に登録基準として使われるものではありません

 

結局のところ、転職エージェントの登録基準などというものは求人側の企業の求める人物像に大きく左右されるものであって、転職エージェントはそんな社会の流れを見定めながら登録基準を設けているのです。

 

 

次のように転職には一見不利と思える条件の人でも登録されている例はたくさんあります。

 

 

条件が不利に見えても登録される例

・海外居住経験の長い人
・海外勤務経験の長い人
・年齢が高い人
・地方に住んでいる人
・就職経験の無い人

 

職種、業種、地域、時期によって登録基準が異なるのは当然ですが、登録エージェント自体の戦略によってその時々に登録基準を変更しているからです。

 

これらの登録基準は公表されるようなものではありませんから、結局はチャレンジしてみないと分からないというのが実態です。

一般的な傾向に関しては、使える転職エージェントはこちら!に記載してありますので参考にして見てください。

 

ここで覚えておいてほしいのは、自分の条件は不利だと勝手に判断して、転職エージェントの利用を諦めてはいけないということなのです。

転職エージェントは求人企業の代弁者

ミドルエイジのビジネスマン先に述べたように転職エージェントの登録条件は求人企業の求める人材像の流れに大きく左右されます。

それは転職エージェントは求人企業の代弁者だからなのです。

 

すなわち

 

転職エージェントは求人企業の求人エージェントであり、転職エージェントを探す作業は転職活動そのものなのです。

 

ぜひそのような認識を持ってください。

 

求人企業がそれぞれの求人要件を設定しているように、転職エージェントはそれぞれの登録要件を設定しています。

 

自分のキャリアに合った転職エージェントを探しましょう。

躍動するビジネスマン

もしかしたらあなたも、転職エージェントの何社かにはやんわりと断られるかもしれません。

 

しかし、面談しても感触が悪いと感じて諦めるのではなく、ある程度は数をこなしていく覚悟が必要です。

 

転職エージェントの登録に備えて何をすべきか

遠くを見つめる女性まず自分を取り巻く状況を客観的に見つめてみましょう。

 

  • 転職希望先の業界、企業の研究
  • 自分の能力を棚卸し

 

希望している企業へ転職するにはキャリアが足りていないと思うのであれば、今いる会社で経験を積んでおくというのは有力な方法です。

 

転職に向けて鍛えておくべき基本的な能力は以下の通りです。

  • 英語力
    英語力があった方が有利と思われる業種、職種を希望する場合には、英語は万能の武器となります。
    TOEIC600点以上が一応の目安です。
  • 会計力
    業種、職種に関係なく会計力は必須の能力です。
    会社の収支報告書を読めるくらいの勉強はしておきましょう。
    転職希望の会社の状況を知る手助けにもなります。
    簿記検定取得を目指すのも1つの方法で、履歴書で1項目を飾ってくれます。
  • 会話力
    この能力は経験がものを言います。
    また単に話が上手ということではなく、ロジカルに会話ができることが重要です。
    様々な講座や本などもありますので勉強して実際の会議などで意識するように心がけましょう。

 

じつはこれらの能力は転職エージェントが評価する能力でもあるのです。

これらの能力を鍛えて転職エージェントにアピールできれば、登録が有利に運ぶ可能性が高まります。

 

しかしここで第一の注意点があります。

それは転職希望時期です。

 

転職エージェントにはサポート期間というものが設けられています。

 

通常は3ヶ月から半年ですので、実際にそれくらいの期間で転職先を決定したいと考えられる時期になってから登録をするようにしましょう。

 

仮に登録の際に転職希望時期を1年後などと伝えてしまえば、転職見込みの薄い登録者であり、時間と労力をかける意味が無いと判断されてしまいます。

結局サポート自体を後回しにされることは必定です。

 

さらに第2の注意点があります。

多くの門は叩くにしても、同時期の実際の登録は2、3社に抑えておくことです。

 

あまり多くの転職エージェントに登録してしまうと転職活動に無理が出てしまうことになりますし、仮にサポート期間が過ぎても転職先が決まらなかった時に次の手駒がなくなってしまいます。

 

このサイトでもいくつかの転職エージェントを紹介していますので参考にしてください。

 

1社ではなく、2、3社の転職エージェントを契約しておくことの意味は、情報の間口を広げておくことと、少しでも相性の良いキャリアアドバイザーに出会うということにあります。

ナイスミドル

やる気の薄いキャリアアドバイザーや自分の成績ばかりに執着するキャリアアドバイザーがいるのは事実です。

それは仕方がない事です。

 

そのようなキャリアアドバイザーとは深くは付き合えないでしょうから情報だけもらうつもりでいましょう。

 

少しでもやる気を見せてくれる担当キャリアアドバイザーとの出会いを願って手を尽くしましょう。

気の合うキャリアアドバイザーが見つかればそれだけでも励みになるし、あなたが気がつかないあなたの長所といったものを発見してくれる可能性だってあります。

 

そしてあなたの不利な条件を跳ね返す最も重要な要件は

 

転職への強い意欲

 

なのです。

 

これさえベースに持っていれば苦境を乗り越えていくことは可能です。

 

転職エージェントに登録してもなお転職に尻込みする人はたくさんいます。
気持ちはわかります。

しかし転職エージェントにしてみれば困った人たちであって、時間の無駄にもなりかねません。

 

ですから、多少不利な条件を抱えていてもどうにか転職したいという熱意を持った人を転職エージェントもサポートしたくなるのです。

 

転職への強い意欲を持って転職エージェントに向き合ってください。

そんなあなたをサポートしてくれるところは必ず見つかるものです。

今回のポイント

  • 材紹介会社が扱う求人範囲に該当する求職者の登録を拒否することは法律で禁じられている。
  • 自分の転職条件が不利だと思ったら、ハローワーク、転職サイト、大手転職エージェント、大手だけではなく中小転職エージェントもくまなく調べて登録しておこう。
  • サポート期間を意識して登録しよう。

 

こちらも参考にしてください。

転職寺子屋
あなたに最適の転職エージェントを見つけよう!

あなたの転職/再就職活動において、転職エージェントは有効な情報源であり、頼りになる伴走者です。

これを利用するとしないとでは結果に大きな差が出てきます。

 

転職エージェントに登録することは活動の第一歩なのです。

さあ、ここから開始してください。

力強い握手
不本意な今の会社生活に終止符を打って新しい可能性に向かって転職しようとしているあなたにとって、転職エージェントは必ず力になってくれます。 ...

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