『給料以上に働く人間が出世する』という巧みな洗脳

ブレインウォッシュ

会社に入りたての頃、新入社員研修というのが行われた。

三泊四日、会社の保養所で缶詰状態の研修だ。

新入社員は100人ほど、新しい生活に向けて皆は不安を持ちつつもウキウキしていた。

今となっては研修内容はほとんど覚えていないが、なぜか先輩社員のたった一言が頭に残っている。

人事部の課長の挨拶の中での一言だ。

「私は色々な社員を見てきましたが、出世する人には共通点があります。
彼らは、給料分だけはしっかり働こうという意識ではなく、端から見ててどう考えても給料の二、三倍は働いているのです。
皆さんも出世したいのであれば給料以上に働く意識を持ってください。」

若くて単純な私は素直にそれを受け取った。

当時は体力があり、残業代は普通に出てたので、人の倍働くことはさして苦ではなかった。

 

『出世/昇進』は会社の中では唯一最大の目標と言える。

その出世を達成するためには給料以上に働くことが必要だと言われたわけだから、新入社員の私はそれを実行しようとしたわけだ。

三年ほどはそんな感じで働いたと思う。

仕事が面白くない

しかし私は仕事を面白いと思えなかったのだ。
これは苦しい。

 

仕事を面白いと感じるのには、2つのパターンがある。

  1. 仕事のプロセス自体を楽しむ
  2. 優れた商品価値を世に出すことを楽しむ

私はどちらかというと2のタイプだ。

このタイプは研究肌、職人肌の人に多く、出世には比較的不向きと言われている。

自分がそんな2のタイプであるにもかかわらず仕事の選択を間違えていた。

当時仕事で携わっていた商品にそれほど興味が持てず、どうにも力が入らない自分にもどかしさを感じていた。

20代の若者の選択能力は所詮こんなものなのだろう。

かの人事課長の言葉は多くのことが省略されてエッセンスだけが述べられたものだ。
社会経験もなく、理解力のない私にはそのことが分からなかった。

洗脳はあらゆるシーンで簡単に行われる

必要条件を十分条件のように信じ込ませることが洗脳である。

嘘ではないけど、あることを信じて実行すれば目標は達成されると信じてしまうこと。

確かに競争社会の中で人一倍働くことは出世のための必要条件なのだと思う。
しかし当然、それだけではダメだ。

若い単純な私にはそれがわからず、理解が浅いままそれを信じ込み、実行に移した。

結局洗脳は自分が自分自身に対して行うものなのだ。

そしていずれ周辺の事情が見えるに連れ、洗脳が解けていく。

仕事を一発で決めようなんて考えない

そのように人は自分を洗脳し、失敗をする。

職業選択の失敗なんで実によくあることだ。

特に仕事のプロセスを楽しめない私のようなタイプはなかなか潰しがきかないから、自分がそのタイプだと気づき、今の仕事が自分に合っていないとわかったら、真剣に転職を考えた方が良いだろう。

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