「大人の対応をしろ」と言って会社を辞めさせようとしない上司

ブレインウォッシュ

この会社に入社して半年が経ちます。

入社してすぐに気がついたのは、誰も定時で帰ろうとしないことです。
定時など関係ないかのように働き続ける人たちばかりで、時々、用事があって定時で帰る人はペコペコ頭を下げながら、急な早退でもするかのような態度でした。

 

入社当初は所長から直接仕事を教えていただきました。

所長が忙しいということもあってだと思いますが、定時間際から定時後1時間程度の時間を私の教育と仕事内容の説明に当ててくださいました。

製図道具

この会社は設備関係の設計を請け負う仕事を主に行っており、私は機械設計を担当しました。

前任者のやりかけの仕事を引き継いで完成させることが初めに与えられた仕事でした。

 

所長からは会社での仕事上のルールなど基本的なことを教えていただきました。
しかし肝心の仕事内容に関しては特に説明もなく、前任者の資料をポンと渡されただけでした。

 

前任者の資料は仕様書とやりかけの設計データがあるのみでした。
設計意図のわからない設計業務を引き継ぐのは至難の技です。

設計意図がわかるような資料はないとのことでしたので、せめて前任者と打合せをさせてもらえないかと所長にお願いをしました。

所長の顔がさっと曇ったのを覚えています。
それは無理だの一言で終わりました。

いきなり残業続きの日々

前任者は恐らくまともな辞め方をしていないのだと思います。

 

図面を見て感じたのは相当なキャリアの持ち主なのだなということでした。

 

設計を引き継ぐのは想像以上に大変な仕事でした。
初めから設計をやり直したほうが良かったかもしれないと思うほどでした。

 

会社を出るのは毎日深夜前後でした。
最終電車に間に合うように無理やり仕事に区切りをつける感じです。

二週間ほど経過してあまりに疲れたので1日だけ定時で帰ることにしました。
妻と食事をする予定でした。

誰も帰ろうとしていない事務所を出るのはちょっとした緊張感があるものです。
帰ろうとしたその瞬間に所長から声がかかりました。

「帰っても大丈夫なの?
納期間に合う?」

あまりに疲れたので今日は帰りますとだけ告げて、そそくさと帰りました。
所長の言葉よりも気になったのは他のメンバーの視線でした。

残業代なんて出ないよ

どうにか1ヶ月が過ぎました。
そして初めての給与明細を見て、変だなと思いました。

残業代がゼロになっているのです。

勤務時間はPCの起動時間で管理しているとのことでしたので、私がどの程度残業しているかは把握できているはずです。

 

所長に事情を話しました。

所長の回答は以下の通りです。

「入社したてだから勉強する方が多いでしょ。
それに私から残業を依頼しない限り残業代は出ませんよ。」

 

他の人はどうなっているのか聞いてみました。

「他の人たちも勝手に残っているだけです。
残業代は出ていません。」

定時で帰る人などほとんどいません。
皆、勝手に残って、残業代も支払われていないことがわかりました。

会社を辞めると言ったら、大人の対応をしろと言われた

結局その仕事は5ヶ月かかりました。
どうにか納期を守れました。

相当なハードワークで最終電車に飛び乗る日々でしたが、残業代は払われませんでした。

仕事の内容を考えれば残業代は十分に請求できるレベルと思いました。
労働基準監督署に相談しようかとも思いましたが、私の気持ちはさっさとこんな会社辞めてやるという思いが強くなっていました。

 

残業代も支払われないのに黙々と働く同僚たちがかわいそうというよりは気持ちが悪いという思いで見ていました。
半年近くもいたのにさして親しくもなれませんでした。
彼らの頭の中にはなぜか転職するという選択肢が無いようでした。

 

私は転職活動も進めていました。
以前、お世話になっていた転職エージェントのキャリアアドバイザーに連絡し、事情を話しました。
平日は打合せをする時間がないので、土日に対応してくれたのが本当にありがたかったです。

事情を理解してくれたキャリアアドバイザーはさっそく他のデザイン会社に当たってくれました。
通常は前職を半年で辞めてしまうような経歴では転職は不利になると言われていますが、求人企業の担当者にキャリアアドバイザーが上手に事情を説明してくれたのだと思います。
2ヶ月後にその会社に転職することが本決まりになったのです。

 

仕事の区切りがついたところで私は所長に会社を辞めたいと告げました。

所長の返事は以下のようなものでした。

 

「大人の対応をしてください。
仕事ができるようにするために、私は相当な労力を割いているのです。

もし残業代のことを気にしているのならお門違いです。
残業代以上のことをあなたは受け取っているのです。

恩返しするくらいの気持ちはないんですか?
そんなに簡単に会社を辞めるなんて恥ずかしくないんですか?」

 

この所長と話をしても拉致があかないと思いましたので、次のように告げました。

「有給を消化して2週間後に退職します。
仕事も区切りがついているので設計データを引き継がせていただきます。
何か必要なものがあれば早めにリクエストしてください。」

 

円満退社とは程遠いですが、キャリアアドバイザーはそんなことも想定して、受け取るべき書類のリストを作ってくれていました。
リストを総務の女性に渡して準備をお願いしました。

http://tensyoku-wars.com/recommended-changeing-job-agent/

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