電気自動車から自動車業界の下克上が始まる!

Electric car charging in charging station. Front grille with digital monitor display charging progress. 3D rendering image.

電気自動車(EV)の普及の流れは止まらないですね。

 

環境を守りつつ、世界中の人が自動車の便利さを享受するためには、電気自動車は今のところベストな選択だと思います。

 

なんと言っても、中国が導入に本腰を入れ始めたことで電気自動車化の流れが加速しています。

 

それはそれで良いことですが、私は関連業界に働いている人たちのこれからの仕事内容の変化に深い関心を持っています。

 

ここでは、自動車業界、自動車関連業界で働く30代から40代のあなたに、これからどんな風に仕事を捉え、どんな風に働けば良いのかを考えるヒントをお伝えしたいと思っています。

過去にも電化によって激変した業界があった

じつは私自身、似たような変化をある業界内部で体験したことがあります。

 

私が働いていたのはカメラ業界でした。
フィルムカメラの時代、カメラメーカーはそれほど多くはありませんでした。

 

今から30年ほど前のことになります。

カシオが小型のデジタルカメラを開発したというニュースが流れ、カメラ業界内では大きな波紋を広げました。

 

発売と同時にカメラを購入し、その実力を確認しました。

社内には戦々恐々としたムードが流れていましたが、実物を確認し、撮影テストをして、私たちはむしろ安堵してしまいました。

オモチャのようなカメラ、メモ程度の画質は笑いすら誘いました。

 

その時、私たちが持った印象は、

  • 十分に戦える
  • 現行カメラの画質に達するのは50年後(フィルムに匹敵するほどの画質を実現するためには500万画素程度は最低でも必要で、そんなセンサーが開発されるには50年は必要だと言われていました。)

といったものだったかと思います。

 

しかし10年も経たずして、その時の私たちの考えがあまりに甘いものであることがはっきりしてきました。

私たちも当然デジカメの開発を進めていましたが、他社の開発の速さに完全に出遅れてしまい、結局のところカメラ業界からの撤退を余儀なくされてしまいました。

自動車の電動化も業界を一変させる

カメラは事故を起こして人の命を奪うということはまずありません。

しかし自動車の場合、不具合が人命に関わる大問題に発展する可能性がはるかに高いことは明らかです。

 

この安全性を確保するための技術がらみで、設計上/生産上のいろいろなノウハウが、自動車メーカーには蓄積されています。

ここが自動車メーカーの1つの生命線と言えるかもしれません。

しかし、安全のためのシステムは近年ほとんど電化されており、水平分業化が進み、技術情報は比較的流出しやすい状況にあります。

 

一方自動車業界は、従来から基幹となるような技術分野に関しては、垂直統合型の開発を進めており、容易に技術が流出しないような仕組みをとっています。

例えば、エンジンなどの駆動部分などはかなりブラックボックス化されています。

 

しかしここで感の良い方はすぐに気がつくと思います。

ブラックボックス化されて守られていたエンジンなどの駆動関係が電化されたら、自動車は技術的に丸裸に近いことになってしまうということなのです。

 

エンジンがモーターになってしまえば、自動車は自動車メーカーだけのものではなくなってしまうのは当然の流れでしょう。

 

結局のところ自動車とて、カメラと同じような運命を辿ることは間違いないことなのです。

そして実は、今は変化が始まろうとしている時なのではなく、変化の終盤に差し掛かっているのではないかと思っています。

日産リーフ

(出典:日産自動車公式HP)

 

自動車メーカーごとに電気自動車への取り組みには、すでに相当な差が出てきてしまっています。

業界外からの流入もさらに強力になってくるでしょう。

 

中国ではBYDというバッテリーメーカーが電気自動車を生産して販売しています。
専門のディーラーも現れています。

グーグルやアップルなどのIT大手も電気自動車の開発を目指し、ダイソンが参入を表明し、ソニーも試作車を開発したと発表しました。

 

今、自動車業界にいて、規制で自分の業界は守られているなどとタカをくくっている人は痛い目を見るでしょう。
10年で業界地図は大きく変わると私は見ています。

1日も早く、自分の身の振り方を考えておきましょう。

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