転職活動ではキャリア、キャリアと言われるが、キャリアとはどんなものか理解しておられますでしょうか?
ここでは転職活動で通用するキャリアについて考えてみましょう。
キャリアとはなんなのかと聞かれた場合、人により経験と言ってみたり、能力と言ってみたり、資格のようなものと言ってみたり、分かるようで良く分かりません。
しかし転職活動で考えてみるとキャリアの意味は比較的理解しやすいものです。
それは
[キャリア]=[他社でも通用する実務能力]
と表現することができるでしょう。
それではその「他社でも通用する実務能力」とはどんなものなのかをもう少し具体的に考えてみましょう。
実務能力とは専門知識と経験値が掛け合わされたもの
実務能力とは、専門知識を経験値で厚みをもたせたものと見ることができます。
専門知識はお金と時間をかければ誰でもある程度は習得することができるものです。
それらの専門知識は実経験の中で、失敗と成功を繰り返すことによって、実務能力として鍛えられていくものなのです。
転職に向けて俄仕立ての資格を取ったりする人がいますが、それらは実務能力として認められるものではありません。
例えば解りやすい例で言えば、TOEIC800点を持っているだけの人と、TOEIC800点でアメリカでの出向経験3年の人がいれば、明らかに後者の人の方が実務能力が高いと判断される訳です。
同じTOEIC800点でも厚みが違います。
だから短い期間でどんどん転職してしまうような人は、知識、資格を持っているだけで、実務能力が高いとは思ってもらえない可能性が高くなってしまいます。
他社が欲しがるような実務能力は短期間で身につくようなものではないと考えましょう。
3年程度の実務経験が転職では有利に働くものです。
今回のまとめ
転職活動で通用するキャリアとは、専門知識を様々な経験で厚みをもたせた実務能力のことです。
十分な実務能力があると感じさせるためにはどうしても3年程度の実務経験が必要と考えるべきで、それがない状態での転職は得てして自分を安売りするようなことになりかねません。
その辺りのことも考慮して転職と転職時期を考えましょう。
あなたの転職/再就職活動において、転職エージェントは有効な情報源であり、頼りになる伴走者です。
これを利用するとしないとでは結果に大きな差が出てきます。
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